あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
と、もう1月も8日目となって、今年初の記事。箱根駅伝で母校東海大が優勝し、喜んでおりました。
前回の記事から書きたいネタはいくつかあったのですが、年末の慌ただしさにかまけて書けないでいました。
ブログ更新のペースを早くして、できるだけ早く追いつきたいと思います。
・ダイワメジャー産駒、一週間で重賞3つ制覇。
ターコイズステークス、朝日杯フューチュリティステークス、全日本2歳優駿と、ダイワメジャー産駒が立て続けに重賞を3つ制覇いたしました。
これまでダイワメジャー産駒の印象は「早熟傾向で、上級は芝短距離、それ以外はこなすけど、あまり…」という感じでした。今回の3連勝は、ダイワメジャー産駒が得意とする2歳戦も含めれていますが、古馬牝馬とダートも含まれております。
もともとダイワメジャーの血には、いくつかの配合としてのポイントがありました。ただ、ポイントが多いからか、方向性が定まらない馬もいたように思えます。
そんな多様なダイワメジャーの血が、今回の重賞制覇にはあったように思えます。すなわち、今回の3頭には、それぞれ異なるツボがありました。
まずは、ターコイズSを勝ったミスパンテールから。
個人的にミスパンテールのスピードというのはAlibhaiのクロス+Man o'Warのクロスによってもたらされていると思います。
そもそも社台グループがダイワメジャーの牝系であるスカーレットインクを購入したかというと、スピード能力が高いYour Host(Your Hostess)の血を欲したから。そんなYour Hostessの父がAlibhaiです。
また、ダイワメジャー産駒で生ずるMan o'Warのクロスは、Spy Songの血を刺激することになります。SpySongの血もまた、アメリカ的なスピードを伝えるもの。
この2つのクロスがうまく作用したのがミスパンテールと言えます。
続いて朝日杯FSを勝ったアドマイヤマーズ。こちらはHaloのクロスにあると思います。
今までダイワメジャー産駒のHaloクロス持ちというのは、同時にノーザンテーストのパワー面をも引き出してしまい、あまり脚が速くない馬が出る印象でした。
ただ、アドマイヤマーズは母がHaloのクロス持ち。これにより、Haloの持つ機動性、軽快さが発揮されたのだと思います。
ノーザンテーストの血も、うまくいけば機動力が増しますので、アドマイヤマーズの操縦性の良さは、Haloの複数クロスによってノーザンテーストの欠点を抑え、良さを引き出したものであるともいえます。
最後に全日本2歳優駿を勝ったノーヴァレンダについて。こちらはノーザンテーストとVice Regentのニアリークロスにあるでしょう。クロフネを経由してのものですから、このニアリークロスによって、ダート向きなパワーと機動力が増します。全姉のブランシェクールもダートで活躍していますしね。
馬場の利もあったにせよ、外枠からすっと内の好位置につけられたのは、まさにこのニアリークロスによるものだったと思います。
と、今回はダイワメジャーについて書いてみました。
今後は長距離でも重賞を勝つようなダイワメジャー産駒が現れるかもしれません。
では。