オグリキャップをもう一度

競馬好きの行政書士が競馬について気ままに書くブログ 馬主申請の代行も行っております

競馬雑感

笠松競馬に関する報告書について思うこと

4月1日、元調教師や元騎手(事案当時は現役)らの馬券購入で儲けたお金に関する申告漏れから端を発した一連の笠松競馬不適切事案について、第三者委員会からの報告書が出されました。 全56頁、中身もかなり重いものとなっていました。 約4割の騎手、調教師が事…

桜の道を歩んだ女王

命名されたときからこの結果は決まっていたのかもしれない。 ケラススヴィア。ラテン語で「桜の道」という意味である。見事に桜花賞を逃げ切った。 デビューから重賞2勝を含む4連勝。桜花賞の前哨戦ユングフラウ賞こそ2着に敗れたが、前に行ってはいけないと…

コミュニケーションと書面と

4月となりました。 3月、もう少しブログを書けるかな、と思っていたんですけど、いろいろとありまして、書けずに過ぎてしまいました。申し訳ございません。 今の時代、情報発信は大事。そして、情報発信手段としては、多種多様なものがあります。 気楽に投稿…

ここ最近競馬界であった、考えなければいけないこと

ご無沙汰しております。 2月は体調を崩す等いろいろありまして、ブログを更新できず仕舞いでした。申し訳ございません。 日々楽しく発信することの重要性は感じておりますので、3月はブログもしっかりとやりましょうね。 と言いながら、あまり楽しくないこと…

母子の夢、南関東の悲願

フリオーソが勝った川崎記念から、もう10年経っていた。 その間、地方勢は、2歳、3歳戦や牝馬重賞、短距離戦では交流G1でJRA勢を倒すことはできていたが、いわゆるクラシックディスタンスである2000m付近の古馬王道交流G1レースで勝つことはなかった。 10年…

マイナー種牡馬も頑張っているよ

「今、一番好きな競馬場はどこですか?」と問われたら、次のように答えることにしている。 「川崎競馬です」と。 自分が川崎市民になって、はや6年。個人的に川崎競馬は年々良くなっていると思っているし、川崎市の誇りとすら思っている。 なので、川崎開催は…

今の中京競馬場の芝に合うお馬さん

通常は12月の初旬に終わってから1ヶ月くらい空けて開幕する1月の中京開催。それが、今年は京都競馬場の改修工事のため、京都開催の代わりに1月の頭から行われています。しかも、6週間開催。 そういうわけで、芝コースはだいぶ荒れてきた感じ。先々週までは荒…

法令遵守の時代に

いいこともあれば、悪いこともある。それが世の中というものか。 コロナ禍という状況においても、競馬界はスター誕生などに盛り上がり、売り上げも上々。若者や「UMAJO」といった女性層も増えてきており、レジャーのひとつとして定着していた。 しかし、競馬…

太陽がいっぱいになるほどのスピードを ~アランバローズ~

とにかく速い。 全日本2歳優駿で5馬身もの差をつけて鮮やかに逃げ切り勝ちをしたアランバローズを見て、そう思いました。 無傷の5連勝。ほとんどがスピードにものをいわせての圧勝劇です。 なぜそんなに速いのか。 ダート短距離という観点からいえば、もちろ…

今更だけどJBCについて

この秋は、コロナ禍においても頑張って続けている競馬界へのご褒美なのでしょうか、次々と記録的なことが起こっています。 そういうわけで、11月はブログネタにしたいことがたくさんあったのですが、筆不精で気がついたら12月となってしまいました。12月にも…

白毛馬の思い出

気がついたら12月も半ば。早いものです。 ブログを更新していない間、競馬界でもいろいろなことがありまして、書きたいネタがたまっているのですが、順番をすっ飛ばしてホットな話題から書くことにします。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 今年の阪神ジュベナイルフィリーズは白…

ノーザン不振の牝馬クラシック

今年のJRA牝馬クラシックは、デアリングタクトが見事に初の無配の三冠牝馬に輝きました。 秋華賞はやや早めに上がって行って、そのまま力強く伸びての勝利。陣営のプレッシャーはかなりのものがあったと思いますが、はねのけての三冠達成は、無敗の三冠牝馬…

サンライズカップ反省会

昨晩は中秋の名月でしたね。私は横浜スタジアムでベイスターズ戦を観ておりました。しかし、応援しているベイスターズは、まさかの完封負け。中秋の名月だからって、スコアボードに「○」を並べなくてもいいんですよ…。 試合終了後に座席から撮ったもの。ハマ…

日本テレビ盃反省会

早いもので、今年も10月となりました。気温もだいぶ涼しくなって、秋の到来を感じさせます。 そんな10月1日。皆様、いかがお過ごしでしょうか?私は、本日行われる「オパールスプリント」を「オーバルスプリント」と見間違えてしまいました。浦和で行われる…

Into Mischiefの時代とケンタッキーダービーの呪い

4が月の延期となったが、今年も「The Most Exciting Two Minutes in Sports」であるケンタッキーダービーが無事開催された。 勝ったのはAuthentic。 父Into Mischiefは、昨年初めて北米の種牡馬で年間200勝を超え、リーディングサイヤーとなった種牡馬(ほか…

アロゲートのこと

アロゲートが亡くなった。 深夜、そのようなツイートを見た時、目を疑った。 まだ7歳。産駒もデビューしていない。これからだというのに。 プリークネスS勝ち馬エグザジェレイターやケンタッキーダービー3着馬ガンランナーなどを相手に、トラックレコードで…

今の府中の芝に向いている血統って

NHKマイルカップはラウダシオンが制しました。道中逃げるレシステンシアの外2につけ、直線で交わしての勝利。ミルコの戦術も見事はまっての勝利だったと思います。 前傾ラップで逃げて粘り切れるレシステンシアからすれば、前半34秒1で後半34秒5(レシステン…

4月29日の羽田盃とメモリアル

4月29日は暑い。あの年もそうだった。 23年前の4月29日、羽田盃が行われた日。あの日感じた暑さと熱気はよく覚えている。 長袖では汗ばむ陽気で、大井競馬場にいた私は、トゥインクルの時間となっても4月とは思えない暑さに汗をかいてうなだれていた。 メイ…

血統でみた皐月賞

土曜日は大雨。泥んこ馬場で、芝は前にいなければ勝てないような状態でした。 明けて晴れの日曜日。路盤改修によって排水がかなり良くなった中山競馬場。皐月賞が始まるまでに稍重まで回復しました。 路盤改修以降の皐月賞は、基本的に2分を切るスピード決着…

今、競馬が行われる意義 ~世界がいつかまた、騒がしくありますように。~

新型コロナウイルス感染症防止のため、緊急事態宣言が発せられた日本。 それでも、無観客ではあるものの、競馬は開催が続く決断をした。実際、私の事務所所在地の品川区にある大井競馬場は本日も競馬が行われている。 競馬好きとしては、この決断に感謝しか…

デスティネの牝系に関する思い出

南関東クラシックへのステップレースの一つでもあるブルーバードカップ。今年制したのは、デスティネでした。 タイミングよく上がって行っての差し切り勝ち。 前走クラシックトライアルでは、その後京浜盃を勝ったブラヴールの2着でしたから、これは本番でも…

トキノノゾミがたんぽぽ賞を勝ったことで考えるいくつかのこと

前回のブログで書いたブラヴールが京浜盃も制覇。 keiba-gyoseisyoshi.hatenablog.com 南関東競馬所縁の血統馬が同じ舞台で活躍するのって、いいですよね。「競馬は血統のロマン」といわれる意味がよくわかります。 さて、今回の本題へ。 ネタとしては2月の…

夢の血統がクラシックへと駒を進める

「言わずもがな夢の血統」 日刊競馬の吉川彰彦さんの言葉を借りるとそうなる。ブラヴールのことだ。 ブラヴールの血統(出典:netkeiba) 父セレンは弾ける末脚で東京記念など南関東の重賞を4勝した馬。母チャームアスリープは南関東の牝馬三冠馬。ともに村田…

今年の競馬の「幕開け」について

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 このブログに関する今年の目標は、更新率のアップです。なるべく更新するよう努力いたしますので、よろしくお願いします。 今年一発目のブログ。南関東競馬好きの私としては、これにしようと…

モジアナフレイバーは東京大賞典で金星をあげられるだろうか

前回のブログで「モジアナフレイバー」について書くと言ってしまったので、今回はそちらを。 それにしても、遅筆のため、その間に書きたいことが増えて書けなくなるという…。 愚痴はこれくらいにして、本題へ。 モジアナフレイバーが勝った勝島王冠の内容は…

いろいろあるけど、とりあえずダイワメジャーとSadler's Wellsについて

先週の競馬はいろいろなことがありました。 平日ですと、モジアナフレイバーが勝った勝島王冠。 土日は、藤田菜七子騎手のJRA重賞初勝利に阪神JF、さらに香港デーでの日本馬の活躍。 書きたいことがたくさん。 時系列的にはモジアナフレイバーから書くべきな…

ロンシャンの壁なお高く

風光明媚なパリのロンシャン。 その美しさとは裏腹に、ロンシャンのコースは過酷であった。 Prix de l'Arc de Triomphe(凱旋門賞)、果敢に挑戦した日本馬三頭は、勝利を収めることができなかった。 日本馬最先着のキセキが7着。ブラストワンピースはブービー…

審議だらけの一日

アメリカで歴史的な降着が起こった約5時間半後、日本でもG1レースで降着が起こった。それも、一番人気の馬で。 NHKマイルカップ。最後の直線、残り400m付近の地点で前が少し開いたところでグランアレグリアが横にいたダノンチェイサーを弾き飛ばして前に出よ…

名誉だからこそ難しい

「My Old Kentucky Home」を歌って出走馬を迎え、勝者にはバラのレイを贈り称える。あらゆるスポーツでもっとも偉大な2分間。ケンタッキーダービーというのは、世界の競馬の中でもっとも勝ちたいと思われるレースの一つだ。 だからこそ、そこでの勝利は何よ…

変わるもの 変わらないもの

もうすぐ平成が終わろうとしている。 年号が変わる意味合いは昔ほどないのかもしれないし、何もかもが新しくなるわけではない。日常はつづく。それでも、ちょうど大型連休。この機会にひとつの時代を振り返るのもいいかもしれない。 時代によって、変わった…