4月1日。新年度の始まりです。
桜が咲く中、新たな道を歩みだす若者の姿も見かけます。
私の知り合いにも新社会人となる方が何人がいまして、緊張している旨のツイートも見られました。
新社会人おめでとうございます。辛いこともあるけれど、楽しいこともいっぱいあります。すべての経験を前向きにとらえて、楽しく生きましょう。
そして、自分も初心を思い出して頑張らないと。
ということで、久しぶりのブログ更新。
いろいろと書きたいことはありますが、まずは直近で起こった出来事。大阪杯の回顧といきます。
今年の大阪杯は1着アルアイン(父ディープインパクト)、2着キセキ(母父ディープインパクト)、3着ワグネリアン(父ディープインパクト)、4着マカヒキ(父ディープインパクト)と、ディープインパクトの血が入っている馬が上位を占めました。これは、当初逃げると思われたキセキが出遅れ、エポカドーロが逃げたことによります。
G1となってからの大阪杯は、スタート後の2F以外12秒5を切るペースとなったことがなく、12秒0付近のラップをずっと刻む、スピードとタフさが要求レースでした。徐々にペースを上げて逃げるキセキでしたら、例年と同じようなレースになったことでしょう。
しかし、今年のペースは、前半3F、4Fで12秒7。例年さらにペースが速くなる6F目でも12秒4と緩やかなラップとなって、瞬発力勝負となってしまいました。
そうなると強いのは瞬発力に富んだディープインパクトの血。上位をディープインパクトの血が入った馬が独占するのも納得がいきます。
勝ったアルアインは2年前の皐月賞以来の勝利。皐月賞と大阪杯はコーナー4つのゴール前急坂がある2000m戦という共通点があります。アルアイン自身は母方がPulpitやGreato Aboveなどアメリカ的なスピードとタフさをもたらす血が入っていることから、このあたりの条件が適しているのでしょう。
そういえば、アルアインが勝った皐月賞も、今回の大阪杯も、前日に雨が降った翌日の馬場。Bコースとなって内側がよくなっていたのも勝った要因の一つでしょう。
2着のキセキ。今回のレースでも2着と崩れなかったのは強い証拠。
ただ、またしても1着にはなれず。惜しいレースが続いています。
跳びが大きく小回り向きでないのは事実。古馬で京都外回りの中距離G1があればなぁ、と思ってしまいます。
3着のワグネリアンは、休み明けながら好走しました。やはりダービー馬。世代でも屈指の力量を持っているのでしょう。
最近ネット等でいろいろなことがあった競馬界。主催者、騎手などの関係者、ファン、立場が異なればいろいろな意見が出るのも仕方がありません。
が、それぞれが感謝の気持ちを持って、どうなれば競馬界がもっとよくなるか考えていかないといけません。そのうえで、どこまで意見を合わせるか。
公正保持が大原則なのはもちろん。そこからいかに競馬を盛り上げられるか。
新年度、素晴らしい競馬を見たいものです。