オグリキャップをもう一度

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エルコンドルパサーとキャサリーンパーとクリソプレーズとゴールドアリュールと

早いもので12月となりました。今年も残り僅かなんですね。

今年は更新頻度を上げようと思った当ブログですが、意に反して(?)なかなか更新できず。すみません。

12月。駆け込み投稿をしないといけないのかな。

 

で、とりあえず直近であったこと。チャンピオンズカップについて書こうかと思います。

クリソベリルは強かったですし、レースレベルはものすごく高かった等語ることがいろいろありますが、レース回顧はこの広いインターネットという海のどこかにあるはず。ここではクリソベリルの血統について書いていきます。

 

クリソベリル。父ゴールドアリュール、母クリソプレーズ、母の父エルコンドルパサー、母の母キャサリーンパー。

きょうだいにマリアライトリアファルがいて、近親にダンビュライトやブラックスピネル、アロンダイトなどがいる超良血。そもそも全兄クリソライトであるから、ある程度走ることは最初から約束されていたも同然でした。

とはいっても、良血だからと言って走るか分からないのが競馬界。そんな中、キャサリーンパーの牝系が芝のマイルから芝の長距離、ダートの王道路線までバラエティに富んだ馬をコンスタントに出せる理由は何なのか。そこから語っていきましょう。

 

おそらくキャサリーンパーの繁殖牝馬として優れた能力を伝える源は、Nasrullah×Malindiの全きょうだいによる3×4のクロスにあると思われます。

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(出典:netkeiba)

Nasrullahはスピードと伸びをよく伝えるもの。全きょうだいクロスという手法をとることで、より特徴的なものになったのかと思われます。RibotRivermanの長距離も大丈夫な血があることで、中・長距離で持続して脚を使えるダンビュライトやマイルで伸びてくるブラックスピネルなどを輩出していることにつながっているのだと思われます。

 

そんなキャサリーンパーにエルコンドルパサーを種付けして生まれたのがクリソプレーズ。エルコンドルパサーはSpecial×Lisadellの全きょうだい3×2という濃いクロスを持ったサドラーズギャルに、Specialの血を持つKingmamboを付けて生まれたものです。その他にも様々なニアリークロスを経由しており、まあ凝縮されたものとなっています。

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出展:netkeiba

キャサリーンパーとエルコンドルパサーは、ともに濃いクロスを持ちながら、掛け合わせると5代以内にはクロスが生じない、だけど、それ以降になると主要な血を増幅させるという絶妙なバランスをもった関係になります。SpecialやLisadellだってNasrullahが母の父なわけですし。

SpecialやLisadellの母であるThongの血は、短距離からクラシックディスタンス、ダートに欧州の芝まで、どんなカテゴリーの名馬にも入ってるのが多いもの。エルコンドルパサーとキャサリンパーではThongの血を濃くなりすぎない程度に増幅させる、絶妙な配合になったのでしょう。

クリソプレーズの様々なタイプの子を出す背景には、そのことがあるのでしょう。

 

個人的にクリソプレーズは繁殖牝馬として、土台を伝え、色は種牡馬の方を強く出すという特徴があるように思っています。

力のベースは自分が。だけど、どういう舞台が適しているかは父の方が出てくる。

ディープインパクトなら芝になりますし(それでも底力のようなものは母から出ている気がする。ディープにしては切れがそこまでないのもそれ)、ゴールドアリュールならアメリ羽化的なスピードとパワー。

特に、ゴールドアリュールの場合、母がSpecialであるNureyevのクロスが成立するので、よりNureyevのようなタフさ、持続的な脚が強くなってくるのだと思います。クリソライトの場合はダイオライト記念を三連覇したようなスタミナにつながりましたし、クリソベリルの勝負根性やスピードにもつながるのでしょう。

こう書いていると、オルフェーヴルを付けたエリスライトはなぜあまり走らないんだ、ということになりそうですが、この馬についてはいずれ書きたいと思います。

 

ちなみに、チャンピオンズカップ2着だったゴールドドリームはSpecialの牝系にゴールドアリュール。SpecialをいじることでゴールドアリュールNureyevを活性化させる仕掛けは同じです。

 

一昨年ゴールドアリュールは亡くなりました。

ただ、未だにダート界ではゴールドアリュールの産駒が頂点にいることが多いですし、エスポワールシチースマートファルコンのような後継種牡馬も悪くない。それどころか後継種牡馬の本命と言えるようなものが現れたのですから、ますますゴールドアリュールの血は残りそうな気配がします。実はサンデーサイレンスの父系で一番残る可能性があるのではないでしょうか。。

また、個人的には母の父ゴールドアリュール(今回のチャンピオンズカップではオメガパフュームがそうでした)もいい馬を出してくれそうな気がしております。ララベルの仔は結構楽しみ。

 

クリソベリル、どこまで連勝を伸ばしていくでしょうか。非常に楽しみです。