オグリキャップをもう一度

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デスティネの牝系に関する思い出

南関東クラシックへのステップレースの一つでもあるブルーバードカップ。今年制したのは、デスティネでした。

タイミングよく上がって行っての差し切り勝ち。

前走クラシックトライアルでは、その後京浜盃を勝ったブラヴールの2着でしたから、これは本番でも楽しみです。

そんなデスティネの血統表を見て「シャダイアグリー」と書いてあるのに気づきました。あぁ、この牝系なのか。懐かしい思い出とともに、一頭の馬のことが脳裏によみがえりました。

これは、個人的な話になってしまうのですけども、ただ、自分が競馬を好きになった原因の一つともいえるので、ちょっと記してみようと思います。

 

「これぞ女イブキマイカグラ

社台から送られてきたカタログにそう書いてあったことを覚えています。ダイナアグリーの1990、のちにデイリープラネットと名付けられる馬でした。

当時、自分の父親は社台サラブレッドクラブの一口会員をやっていました。自分が競馬好きになったのは、そういう環境にあったからだと言えます。

オグリキャップがもたらした空前の競馬ブームから少し経ったくらいのときでしょうか、自分がJRAの競馬をよく見ていたのはこの時期だったと思います。

そういうわけで、自分も社台のカタログをよく見ていましたし、きれいな馬体をしたデイリープラネットを気に入りました。カタログにあった「女イブキマイカグラ」という文句にも惹かれ、一口出資。

今とは違って関東の人が関西の平場のレースを知ることが難しかった時代、小倉で行われた新馬戦を聞こえの悪い短波放送で聞き、鮮やかに抜け出して勝ったのを喜んだ思い出(その時乗っていた日吉騎手に、その後会う機会があって、デイリープラネットのことを話せたのも何かの縁でした)。

続く小倉3歳Sでは3番人気に。そこでゲート入りの際に他馬が暴れるなどあって馬ごみが苦手になってしまいましたが、能力は重賞級だったと今でも思っています。

桜花賞での抽選すっ飛ばされた事件などもあって、いい思い出も苦い思い出もあった馬。それがデイリープラネットでした。

そのデイリープラネットの母は、先ほど書きましたように、ダイナアグリー。そして、ダイアナグリーの母がシャダイアグリーでした。そういうわけで、この牝系には思い入れがあります。

 

デスティネの祖母ダイナサフランは、ダイナアグリーと同じ父ノーザンテースト×母シャダイアグリー。

デイリープラネットの系譜は途切れてしまいましたが、それと類似の血が残るのは、シャダイアグリーの牝系が頑張っているのは、励みになります。

 

自分の思い入れのある血統の馬が走って喜ぶのも、競馬の魅力の一つ。

デスティネには今後もクラシック戦線で頑張ってほしいです。