オグリキャップをもう一度

競馬好きの行政書士が競馬について気ままに書くブログ 馬主申請の代行も行っております

コミュニケーションと書面と

4月となりました。

3月、もう少しブログを書けるかな、と思っていたんですけど、いろいろとありまして、書けずに過ぎてしまいました。申し訳ございません。

 

今の時代、情報発信は大事。そして、情報発信手段としては、多種多様なものがあります。

気楽に投稿できて、バズって。

わかりやすく、見やすく、見栄え良く。

動画も音楽も発信できる。いい写真も投稿できる。

そんな中で、当ブログは文字だらけで、内容は面白味もなく長文、情報発信しても受け取ってもらえるかわからないようなものです。

それでも、自分が発信したいこと、思ったことの備忘録として、あるいは長文でも届けたいことの置き場として、もっと多く書き残せれば、と思います。

そして、このブログから、誰か少しでも競馬が好きになるなんて人が現れれば幸いです。

 

4月。新年度。新生活が始まる月。

春は出会いと別れの季節。

楽しい思い出や感謝を胸に、悲しいけど別れを経験した人もいるでしょう。

同時に、新生活で出会いも拡がります。

一期一会。すべての出会いには意味がある。

皆様の新生活がいいものでありますように。

 

さて、何のブログかわからなくなりそうでしたが、当ブログは競馬に関することを書いているものです。

前回の記事から時間が空いてしまいましたが、一応次回は大井競馬の標準預託管理契約が変更されるということについて書くとしていたので、そのことについて書きましょうか。

SNS上で一部の馬主が大井の標準預託馬管理契約書の新しい案が届いたけど、改悪ではないか、という趣旨の投稿を見ました。例えば馬が厩舎からの脱走等で怪我をしても調教師は原則責任を負わないというのは管理者としてどうなのか、というのがおそらく問題視したところでしょう。

ただ、調教師側としては、民法の条文に沿ったうえで、原則管理者としてしっかりと注意して管理していれば損害賠償責任を負わないということを契約書に表したものであると言いたいのでしょう。事実、調教師側から今回の変更についての考え方を記した書面を見ると、そのように受け取れます。

少しこじれたのは、その他複数の要因があるからでしょう。

ひとつ考えられるのは、預託料未納問題。未納の話は聞きますし、実際今回未納の場合に法廷へ話を持ち込みやすくする改定をしております。調教師側からすると、しっかり払っていないのがいるのに、なんでも調教師の責任にするのかよ、といいたいのでしょう(未納に関しては、あまりに多いと給付金の受給が不適切ではないとの根拠になりそうだな、とも思いましたが、今回は不適切受給の話ではないですし、そもそもそのような事実がどこまであるのか個別事情で分からないことから、これで終わり)。

 もう一つは、新しく馬主になった人が増えて、今までの競馬界と考えが違う人たちが現れたからでしょう。馬主になったばかりの人は、自分の馬がとてもかわいいと思いますし、怪我でもされたら責任をとってもらいたいと思うことは通常だと言えます。対し、調教師側からすると、馬主以上に馬のことをわかっている自信がありますし(馬主からすると自分が一番わかっていると思っているからこじれるのかもしれませんが)、施設の設備上どうしても起こってしまう事故などもあるので、そういった事情が分からないのに口を挟まれても困るという思いがあるのでしょう。昔は「エライヒト」が仲裁したのでしょうけど、現在だとそうもいきません。

そういうわけで、双方に意見や思いの食い違いが生じてしまう。

解決するには、結局日ごろからコミュニケーションをとって意見をすり合わせ、決まったことを書面化するのが必要なんでしょう。双方歩み寄れるはずなんですよ。お互い馬が好きなことは共通しているのですから。

 

コミュニケーションをとって、メモする。これは、新生活を迎えた新入社員にも、新入社員に接する人たちにも重要なことだと思います。

4月1日。こういった日に、コミュニケーションの大切さも兼ねて、今回のブログをしたためて終わりとします。