オグリキャップをもう一度

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競馬界先週(8月30日~9月5日)の出来事と今週(9月6日~9月12日)の予定

【先週の出来事】

  • 8月31日(火)、川崎競馬場で行われたスパーキングサマーカップサルサディオーネが逃げ切り勝ち。
    このことはブログにも書きました。

  • 8月31日、JRA二冠馬ドゥラメンテが繁用されていた社台スタリオンステーションで亡くなりました。
    9歳という短すぎる生涯。
    お悔やみ申し上げます。

  • 9月1日(水)、門別競馬場で行われたびらとりオープンでトウキョウドライヴが勝利。
    管理している角川調教師が「スーパーステションを彷彿とさせる」というくらいの能力の持ち主。
    今後の活躍がさらに期待されます。
  • 9月1日、佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオンでラプタスが勝利。
    JRAの騎手にコロナ感染者が出たことによる特別措置で、急遽佐賀競馬鮫島克也騎手が騎乗しましたが、代打であることを微塵も感じさせない見事な騎乗ぶりでした。さすがキングシャークです。
    ラプタスの最大目標は金沢で行われるJBCスプリントになりそうですが、出走するためにはもう少し賞金を積まないと厳しいところ。今後のローテが気になります。
  • 9月4日(土)、札幌競馬場で行われた札幌2歳ステークスはジオグリフが捲っての圧勝。
    種牡馬ドレフォンはこれがJRAで初の重賞勝利となりました。
    早期デビューも可能で、芝でもダートでも走る仔を出すドレフォン。この勝利でさらに馬産地での人気が高まりそうです。
  • 9月4日、ホッカイドウ競馬の林和弘調教師が亡くなりました。
    今年、父親が所有するラッキードリームで道営クラシック三冠を達成したばかり。
    名伯楽の早すぎる死は、個人的に衝撃的でした。
    お悔やみ申し上げます。
  • 9月5日(日)、小倉競馬場で行われた小倉2歳ステークスはナムラクレアが勝利。フェニックス賞に続いての連勝を飾りました。
    ナムラクレアは新馬戦、未勝利戦を勝っていませんが(平場のレースも勝っていない)、オープンと重賞を勝つという珍記録を達成。
    また、2着にスリーパーダが入り、ミッキーアイル産駒のワンツー決着。小倉2歳ステークスは昨年もミッキーアイル産駒のメイケイエールが勝ちましたし、ミッキーアイル産駒が好走しますね。
  • 9月5日、新潟競馬場で行われた新潟記念マイネルファンロンが勝利。先行してレースを進めることが多かった同馬を、今回初騎乗だったミルコ・デムーロ騎手が後方からレースを運ばせ差し切るというファインプレーな騎乗を披露。
    マイネルファンロンは今年のオークスデムーロ騎手を乗せて勝ったユーバーレーベンの兄。
    デムーロ騎手にとっても陣営にとっても嬉しい勝利だったのではないでしょうか。

 

【今週の予定】

  • 南関東競馬は大井開催。夏のスプリント王決定戦・アフター5スター賞と、伝統と格式のある一戦・東京記念が行われます。特に東京記念は前回の東京オリンピックを記念してつくられた競走。オリンピックがあった今年は、特に注目したいです。
    また、今開催の大井競馬は、トゥインクル35年ということで、レース名にトゥインクルレースを始めてからの出来事を付けています。これを機会に、トゥインクルレースの思い出などを語り合うのもいかがでしょうか。
  • 門別競馬では9月9日(木)に旭岳賞が行われます。
    クインズサターン、リンノレジェンド、リコーワルサーなど楽しみなメンバーが揃いました。
    特に、リンノレジェンドにとっては、以前管理していた林和師の弔い合戦にもなります。
    いい勝負を期待したいです。
  • 佐賀競馬では9月12日(日)にロータスクラウンが行われます。
    3歳馬による高知競馬との交流重賞
    互いの競馬場の意地をかけた熱い戦いに期待したいです。
  • JRAは今週から中山と中京の2場開催に。重賞は11日(土)に中山競馬場紫苑ステークスが、12日に中京競馬場セントウルステークス中山競馬場京成杯オータムハンデが行われます。
    この時期の中山は、開催があくうえ、夏を越すので、非常に馬場の状態が良くなります。また、エアレーションを施しており、クッション性も高くなります。そのため、芝は走りやすく、前も止まらないけど後ろも伸びるという馬場になります。
    基本は先行馬ですけど、意外と差し馬も台頭するのがこの開催です。
    狙いはとにかくスピードがある馬。血統的にはロードカナロア産駒です。
    対し、中京競馬場は今年かなり使われてきており、どこまで馬場が回復しているか見てみたいところ。そもそも本来なら阪神競馬場で開催される番組なので、例年よりもデータではなく当日の馬場等を見て判断した方がよさそうです。
  • 紫苑ステークスは、重賞になったことにより、以前より秋華賞へ直結しやすいレースとなりました。
    今年は牝馬クラシックの有力馬が独特な使われ方をしているので読みにくい一面もありますが、紫苑ステークスにも桜花賞3着のファインルージュやオークス3着のハギノピリナ、フラワーカップ勝ち馬ホウオウイクセルなど実績馬が登録しています。
  • セントウルステークスは、スプリンターズステークスへの最重要トライアルレース。
    今年は中京競馬場で行われるので、高松宮記念との親和性が高そう。
    注目は何と言ってもレシステンシアでしょう。
  • 京成杯オータムハンデは、前述したように馬場がいい状態で行われるので、スピード決着になりやすいです。
    ある程度前に来たい馬もいるので、今年は展開面もカギになりそう。