オグリキャップをもう一度

競馬好きの行政書士が競馬について気ままに書くブログ 馬主申請の代行も行っております

またしてもファンシミン牝系

前回のブログで今のダート界はファンシミン牝系が活躍していると述べました。

注目馬として挙げたアイキャンテーラーこそ新馬戦では負けましたが(4着)、その半姉アイアンテーラークイーン賞を勝利。ファンシミン牝系でまた1頭重賞ホルダーが生まれました。

 

ファンシミン牝系の中でも、特に活躍馬を多く出しているのがオータムブリーズの系統。オータムブリーズは、今のダートで重要なMr.ProspectorとRobertoの血を持っています。

f:id:keiba-gyoseisyoshi:20181214154306p:plain

オータムブリーズの5代血統表(出典:JBISサーチ)

ルヴァンスレーヴは、オータムブリーズにネオユニヴァースをつけたうえで、シンボリクリスエスによるRobertoのクロスを持ち込むことにより、最大限にネオユニヴァースやRobertoの特徴である機動力やタフさを伸ばすことに成功しました。

アイアンテーラーはオータムブリーズにゴールドアリュールをつけることで、現在のダート黄金血統Nureyev×Roberto×Mr.Prospectorが成立。ゴールドアリュール産駒らしい豊かな先行力を武器に頑張っています。

f:id:keiba-gyoseisyoshi:20181214160039p:plain

アイアンテーラーの5代血統表(出典:JBISサーチ)

このように、ファンシミンが持つもともとの高い能力に加え、RobertoやMr.Prospectorの血を取り込むことで、オータムブリーズは高いダート能力を持った繁殖牝馬となりました。

そして、もう一つの利点が、サンデーサイレンスの血を持っていないこと。つまり、サンデー系の種牡馬とつけることが可能だということです。

おそらく、今後もファンシミン→オータムブリーズの牝系がダート界で活躍することでしょう。