オグリキャップをもう一度

競馬好きの行政書士が競馬について気ままに書くブログ 馬主申請の代行も行っております

雪の夜に先週を振り返る

珍しいくらいに東京でも雪が降っている夜。明日の朝は道が凍結していて大変そうですね。。。 雪のために船橋競馬も3レース移行中止に。外出もしない方がいいので、先週の競馬を振り返ってみようと思います。 前回のブログで書いた報知オールスターカップは、…

如月の風に吹かれて

気がつけば今年も1ヶ月が経ってしまいました。 元日から能登半島の地震という痛ましい災害から始まった2024年。プライベートでも大変なことがあり、正直気が滅入るスタートでした。 ともあれ、今日から2月。2月としては暖かい陽気、との予報でしたが、風が吹…

シルクホースクラブ一口価格10万円未満の中からおすすめする馬

一口馬主をやっている人なら、募集価格がそのまま戦績に反映されるものではないことは誰もが知るところ。シルクでいえば、アーモンドアイ(一口6万円)、イクイノックス(一口8万円)、インディチャンプ(一口7万円)、ブラストワンピース(一口4万円)と、歴代獲得…

シルク募集馬申込数最終中間発表(8月3日)で名前が出ていない中からおすすめする馬

シルク、キャロットといったノーザン系の多数口クラブは大人気。そのため、シルクの最終中間発表で名前が出ていない馬は、募集馬77頭中16頭と、それほど多くありません。応募が少ない=人気がないのは確かですが、1歳馬時点での人気と馬の実力が比例するもの…

救世主

なぜ南関東クラシックを廃止しないといけないんだ。 NARとJRAで統一的なダートの三冠設立。その意義は、日本のダート競馬の世界的な地位向上等理解できるものではある。ただ、そのために、南関東競馬で働いている者にとって目標であり、誇りである南関東クラ…

続・モーリス産駒から考える血統論

文字だらけで一般的ではない競馬のことばかり書いているブログですけど、そんな中でもそれなりに閲覧されている記事もあるんです。そのひとつが「モーリス産駒のワンツーから考える血統論」。 keiba-gyoseisyoshi.hatenablog.com2年半前の記事ですけど、今で…

最後の東京ダービー

ダービー。それは、ホースマンなら誰もが勝ちたいと願う、憧れのレース。おらが村にそれぞれ「ダービー」があり、そのコミュニティに属する者は、おらが村のダービーをなにより勝ちたいと願う。エプソムの「The Derby」をはじめ、アメリカならケンタッキーダ…

挑戦者の血

無敗の米三冠馬ジャスティファイ。産駒が大活躍し、世界的に系統を確立しつつあるエーピーインディ。そして、サンデーサイレンス。1935年から始まった、ケンタッキーダービーへの最重要ステップレースであり、幾多の名馬を輩出した伝統のレース。それが、サ…

エフフォーリアと心房細動についてのお話

エフフォーリアが京都記念で心房細動を発症し、競走中止。結果的に競走生活を引退することとなった。 競馬をやっている人なら心房細動という言葉を聞いたことがあるだろう。簡単に言えば、心臓で血液を送るための電気信号に異常が発生し、心室にも流れるはず…

新年のごあいさつと提言めいたもの

あけましておめでとうございます本年も当ブログをよろしくお願いいたします 昨年は思うように記事を書くことができませんでしたが、今年は様々なことを発信していけたらと思います。 さて、今年最初のブログ。間違いなく、今年、来年は日本競馬界にとって大…

競馬は難しい。から、

競馬って難しい。と書くと、馬券が当たらないから難しい、と思う人も多いだろう。確かに、ギャンブルの観点からも、競馬は難しい。実際、8日からの三連休、自分は当たらなかったし。 ただ、今回競馬は難しいと感じたのは、ギャンブルの話ではない。馬という…

彼女はロンシャンの芝を飛ぶように駆け抜けた

なんて軽やかに走っているのだろう。ロンシャンの芝は重いはずなのに。凱旋門賞の直線を見て思った。力強く割ってやってきたヴァデニ。外からは「猛然と」という言葉がふさわしいように追い込んでくる前年覇者トルカータータッソ。そんな重い馬場に抵抗する…

雨のロンシャン

レース直前。振り出した大雨に「今年も厳しいか」と思ってしまった人は多いかもしれない。凱旋門賞。ロンシャン競馬場。フランスの美しき風景とは裏腹に、過酷なレースが繰り広げられる。沈み込むような土壌。脚に絡みつく草根。降雨により重たさを増す馬場…

船橋から世界へと通ずる道

船橋競馬場の馬房で生まれた馬がアメリカ遠征をした。それも、ワシントンインターナショナルというビッグレースに。昔見た競馬の本にそんなことが書いてあって、驚いた記憶がある。その馬の名はタカマガハラ。生まれは長野県の霧ケ峰牧場となっているが、当…

東京の二千に咲いたムテキの舞い

本日4月11日はヤエノムテキの誕生日。オグリキャップで本格的に競馬を知ることとなった自分にとって、同世代のヤエノムテキはまた思い出に残る馬の一頭でもあります。また、今週末はヤエノムテキが勝った皐月賞も行われます。ということで、今日はヤエノムテ…

受け継がれるキングの血

報知グランプリカップはギガキングが好位から抜け出し完勝しました。これでギガキングは船橋コースで4戦4勝。以前当ブログでも書きましたが、ギガキングはオメガパフュームと同じセイリングビューティ牝系出身。オメガパフュームが右回りを得意とするのに対…

Tiznowの時代

共同通信杯はダノンベルーガが快勝しました。キャリア2戦目でありながらスーッと抜け出す様は、能力の高さを感じさせるもの。右トモに不安があり、右回りが微妙なことから、皐月賞はわかりませんが、東京優駿の最有力候補に躍り出たと言っても過言ではありま…

ロマンあふれる良血重戦車 ~メジロアルダン~

昨日は「メジロライアン」と見せかけて「ライアン」の話を書きましたが、今日はメジロの名馬、メジロアルダンについて書きます。まあ、昨日ウマ娘関連で話題になったみたいなので、便乗する形ですが。 ウマ娘で強いカードになったらしいメジロアルダン(ゲー…

ライアンなどについてのお話、といっても現役のライアンの方ですが。しかも、馬主が牧場を持つ流れになってきているというお話。

昨日2月6日は大川慶次郎氏の誕生日でした。亡くなってもう20年以上経っていますし、最近競馬を始めた方は知らないかもしれません。通算4回1日の全レースを当てるパーフェクト予想を達成し、「競馬の神様」と呼ばれた予想家でした。 その経歴以上に有名となっ…

冬に咲き誇ったライラックのブーケ

デビュー前のライラックの追い切りはよく覚えている。軽く走っているように見えて、追い切りパートナーに大きく先着。軽やかにスピード感あふれる走りを見せ、大器の可能性を感じたものである。血統を見て納得した。自分が好きなスカーレットインクの牝系で…

壮大なる楽劇を奏でたる名馬、逝く

「福永家にとって悲願でしたから」福永祐一が日本ダービーを始めて勝った時のコメントだ。天才と呼ばれながら、怪我により若くして騎手人生を絶たれてしまった父福永洋一。その息子として、18回ダービーに挑戦して有力馬に乗りながらも勝てなかった福永祐一…

恋は盲目な状態からアカイイトで結ばれて幸になった話 ~エリザベス女王杯~

「恋は盲目」とヴェニスの商人のセリフにあるように、今も昔もカップルの多くは好きになってしまったら周りが見えなくなってしまう。あなたに夢中。欠点だって長所に見えてしまう。あばたもえくぼだし、ダメなところが可愛く思えてしまうのである。 最たる例…

素質開花で母娘制覇 ~ロジータ記念~

応援していた馬の仔がデビューすると、嬉しくなる。そういう時に、競馬ってやはりブラッドスポーツなんだな、と感じる。 牡馬の場合、種牡馬になるのは難しい。ただ、種牡馬になれば、年に数頭、多ければ100頭以上の仔を残すことができる。もちろん、生存競…

クインの血、世界の女王となる

JBCの血統的振り返りの途中ですが、本馬のBCで日本競馬史上に残る偉業が達成されましたので、先にそちらを。 ブリーダーズカップシリーズで日本馬が2勝をあげる快挙。しかも、そのうち一つは、ブリーダーズカップシリーズが創設されたときからある7つのレー…

JBCを振り返る その1・JBCレディスクラシック

ジャスタウェイという種牡馬は評価に悩む。G1馬も輩出しているし、クラシックで人気になった馬もいる。短距離重賞を勝った馬もいるし、ダートで活躍する馬もいる。そう書くと、優秀な種牡馬な気がする。ただ、「何か思っていたのと違う」という感じがあるの…

右回り巧者と左回り巧者と

バタバタしていて書きたかったことも書けないでいました。競馬は毎日やっているので、すぐにネタが古くなってしまいますね。なんとか新鮮なうちに提供できるよう頑張ります。 先週のダービーグランプリでギガキングが勝ちました。同馬は2歳時に南部駒賞も勝…

今週の競馬

週末はスプリンターズSにダービーグランプリ、凱旋門賞など様々なレースがあって、ネタもたくさん。追々書いていきます。 10月最初の月曜日。新期の始まりでもありますし、競馬でも大きいレースが目白押しとなる季節。楽しみですね。 それでは今週の競馬につ…

職業倫理

今週、JRAの調教助手が動画投稿サイトで競馬予想を載せる行為をしていたということで、処分が下されました。また先週は、佐賀競馬でですが、岩永千明騎手が通信機器を持ちこんで騎乗停止になりました。 確かに、スマホを持っているのが当たり前な時代では、…

スーパーカーの源は今なお健在 ~Quillについて~

昨日ブログで書いたランディスシティ。4代前の母がザベリワンだということについても、昨日触れた。改めてザベリワンの血統を見てみると、父がOne for Allだったということに気づく。現在南関東に、父ディープインパクト×母ラヴェリータのワンフォーオールと…

走れ東京シティ競馬を 走れ世界へ

2着馬に4秒1差をつけての圧勝。それも、持ったままだった。噂通り、いや、着差を見れば噂以上の勝ち方だった。その馬の名は、ランディスシティ。育成段階では先日大井で行われた2歳重賞ゴールドジュニアでこの時期の2歳馬ではお目にかかれない時計で勝ったマ…