オグリキャップをもう一度

競馬好きの行政書士が競馬について気ままに書くブログ 馬主申請の代行も行っております

2022-01-01から1年間の記事一覧

競馬は難しい。から、

競馬って難しい。と書くと、馬券が当たらないから難しい、と思う人も多いだろう。確かに、ギャンブルの観点からも、競馬は難しい。実際、8日からの三連休、自分は当たらなかったし。 ただ、今回競馬は難しいと感じたのは、ギャンブルの話ではない。馬という…

彼女はロンシャンの芝を飛ぶように駆け抜けた

なんて軽やかに走っているのだろう。ロンシャンの芝は重いはずなのに。凱旋門賞の直線を見て思った。力強く割ってやってきたヴァデニ。外からは「猛然と」という言葉がふさわしいように追い込んでくる前年覇者トルカータータッソ。そんな重い馬場に抵抗する…

雨のロンシャン

レース直前。振り出した大雨に「今年も厳しいか」と思ってしまった人は多いかもしれない。凱旋門賞。ロンシャン競馬場。フランスの美しき風景とは裏腹に、過酷なレースが繰り広げられる。沈み込むような土壌。脚に絡みつく草根。降雨により重たさを増す馬場…

船橋から世界へと通ずる道

船橋競馬場の馬房で生まれた馬がアメリカ遠征をした。それも、ワシントンインターナショナルというビッグレースに。昔見た競馬の本にそんなことが書いてあって、驚いた記憶がある。その馬の名はタカマガハラ。生まれは長野県の霧ケ峰牧場となっているが、当…

東京の二千に咲いたムテキの舞い

本日4月11日はヤエノムテキの誕生日。オグリキャップで本格的に競馬を知ることとなった自分にとって、同世代のヤエノムテキはまた思い出に残る馬の一頭でもあります。また、今週末はヤエノムテキが勝った皐月賞も行われます。ということで、今日はヤエノムテ…

受け継がれるキングの血

報知グランプリカップはギガキングが好位から抜け出し完勝しました。これでギガキングは船橋コースで4戦4勝。以前当ブログでも書きましたが、ギガキングはオメガパフュームと同じセイリングビューティ牝系出身。オメガパフュームが右回りを得意とするのに対…

Tiznowの時代

共同通信杯はダノンベルーガが快勝しました。キャリア2戦目でありながらスーッと抜け出す様は、能力の高さを感じさせるもの。右トモに不安があり、右回りが微妙なことから、皐月賞はわかりませんが、東京優駿の最有力候補に躍り出たと言っても過言ではありま…

ロマンあふれる良血重戦車 ~メジロアルダン~

昨日は「メジロライアン」と見せかけて「ライアン」の話を書きましたが、今日はメジロの名馬、メジロアルダンについて書きます。まあ、昨日ウマ娘関連で話題になったみたいなので、便乗する形ですが。 ウマ娘で強いカードになったらしいメジロアルダン(ゲー…

ライアンなどについてのお話、といっても現役のライアンの方ですが。しかも、馬主が牧場を持つ流れになってきているというお話。

昨日2月6日は大川慶次郎氏の誕生日でした。亡くなってもう20年以上経っていますし、最近競馬を始めた方は知らないかもしれません。通算4回1日の全レースを当てるパーフェクト予想を達成し、「競馬の神様」と呼ばれた予想家でした。 その経歴以上に有名となっ…

冬に咲き誇ったライラックのブーケ

デビュー前のライラックの追い切りはよく覚えている。軽く走っているように見えて、追い切りパートナーに大きく先着。軽やかにスピード感あふれる走りを見せ、大器の可能性を感じたものである。血統を見て納得した。自分が好きなスカーレットインクの牝系で…

壮大なる楽劇を奏でたる名馬、逝く

「福永家にとって悲願でしたから」福永祐一が日本ダービーを始めて勝った時のコメントだ。天才と呼ばれながら、怪我により若くして騎手人生を絶たれてしまった父福永洋一。その息子として、18回ダービーに挑戦して有力馬に乗りながらも勝てなかった福永祐一…