受け継がれるキングの血
報知グランプリカップはギガキングが好位から抜け出し完勝しました。
これでギガキングは船橋コースで4戦4勝。
以前当ブログでも書きましたが、ギガキングはオメガパフュームと同じセイリングビューティ牝系出身。オメガパフュームが右回りを得意とするのに対し、ギガキングは左回りの船橋を得意としているのは面白いところです。
keiba-gyoseisyoshi.hatenablog.com
今回は、ギガキングの牝系以外についても考察してようというのがテーマです。
目につくのが、母ウルフコールがHail to Reason(Halo、Roberto)+Lyphard同士で成り立っていること。
そこにキングヘイローでLyphard+Hail to Reason(Halo)を重ねて継続しているのが特徴的です。
別のブログでも書いたのですが、最近キングヘイローの戸を持った馬が活躍しています。キングヘイローは凱旋門史上最強の勝ち方をしたダンシングブレーヴに、アメリカの名牝グッバイヘイローをかけ合わせて生まれた良血馬。サンデーサイレンスを持っていないけどHail to Reasonの血があることから、サンデーサイレンスを薄めつつ効果的に使えるということで重宝されているのでしょう。
そして、純粋に良血であるのが最近の活躍につながっているのでしょう。
ギガキングの場合は、ダンシングブレーヴがLyphard、グッバイヘイローがHaloの血を持つことから、双方の力を継続的なインブリーディングで効果的に発揮させている、と言えるのかもしれません。
さらに強くなって、名前の通り、ギガ級のキングになるような活躍を見せてもらいたいです。