オグリキャップをもう一度

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今の中京競馬場の芝に合うお馬さん

通常は12月の初旬に終わってから1ヶ月くらい空けて開幕する1月の中京開催。それが、今年は京都競馬場の改修工事のため、京都開催の代わりに1月の頭から行われています。しかも、6週間開催。

そういうわけで、芝コースはだいぶ荒れてきた感じ。先々週までは荒れているといっても内前が優勢でしたが、先週は内が見た目通りに重くなって、外からの差しも届くようになってきました。

そして、開幕当初からある程度表れていた馬体や血統の傾向は、先週より顕著になったように思えます。すなわち馬体は馬体重がある馬、血統的にはRobertoのようなタフな血を持った馬。

シンザン記念の回顧ブログでも「重い馬がいい」と書きましたね。それと、モーリス産駒ということは、当然Robertoの血を持っています。

その前の金杯回顧ブログでは、Nureyevについて少々。Nureyevもタフさが要求されるときに力を発揮します。

 

では先週の重賞、愛知杯日経新春杯についておさらいをして、その傾向が顕著になったことを書いていきましょう。

愛知杯ディープインパクト×母父シンボリクリスエスのワンツーで決まりました。

ディープというと切れ味が身上のように思えますが、母父シンボリクリスエスはRoberto系。今開催の中京芝はディープ産駒でも合う、合わないがはっきりしていて、合う方ならやってきます(合わなかった典型例が日経新春杯のアドマイヤビルゴ。馬体重も軽かったですしね)。

つまり、ディープ産駒を買うにしても、馬格があって、タフな血を持っていることが重要だと。

 

日経新春杯はショウリュウイクゾが勝利しました。オルフェーヴルにあるLt.Stevensの血と母方ショウリュウムーンにあるThongの血の全きょうだいインブリードによって、Nureyevなどを活性化させる、走るオルフェーヴル産駒の典型的配合と言えます。

しかも、ショウリュウイクゾの馬体重は512キロとやはり重い。条件に合致しております。

2着だったのが穴のミスマンマミーア。直線勝負に賭けた騎乗も見事ですし、何よりこの馬はRoberto系。これまでも荒れた馬場は得意だっただけに、今開催の芝が合ったのでしょう。

3着クラージュゲリエも母の父がシンボリクリスエスと、やはりRobertoの血が入っています。

 

馬場が良くなるということは考えにくく、この傾向は続くと思います(RobertoだけでなくSadler’s Wellsもいい馬場になる可能性はあるけど、それだって≒Nureyevなのだから、もうその傾向は出ています)。

なので、これを参考にしてみてはいかがでしょうか?