オグリキャップをもう一度

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今の府中の芝に向いている血統って

NHKマイルカップはラウダシオンが制しました。道中逃げるレシステンシアの外2につけ、直線で交わしての勝利。ミルコの戦術も見事はまっての勝利だったと思います。

 

前傾ラップで逃げて粘り切れるレシステンシアからすれば、前半34秒1で後半34秒5(レシステンシア自身は34秒7)と、前後半の差が0秒4程度の逃げは、馬場も考えるとそこまで早いペースではなかったと思います。

レシステンシアならもっと早いペースで逃げて後ろの脚を使わせることもできたのではないでしょうか。結果論ですが、ルメールが大事に乗ったがために、最後に競り負けたともいえます。そこら辺は、中間軽めだったことや、ルメールテン乗りだったことなども影響しているでしょうけど。

それでも2着だったのだから、レシステンシアもやはり強い馬だと思います。

 

結局は、高速馬場で多少距離が長いと思える馬でも残ってしまうのが今の府中。アメリカ競馬のような前に行けて持続力のあるスピードを持った馬がスピードに任せて粘り切ってしまうことが多いです。すなわち、DanzigやEight Thirty、Storm CatDeputy Ministerに、もはや定番ともいえるMr. Prospectorなど。

ラウダシオンの父リアルインパクトは、アメリカスピード血脈が豊富で、インディチャンプやアウィルアウェイのようなスピード馬を今も出し続けるトキオリアリティーが牝系。母アンティフォナUnbridled' SongやStorm Catなどのアメリカスピード血統を持ち、どんな種牡馬が相手でもそれなりに走れる子を出す優秀な繁殖牝馬。その配合から、高速馬場となった府中の芝マイル戦で勝つ馬が現れるのは、 必然的です。

また、レシステンシアについては以前も書きましたが、Danzig持ち。ダイワメジャー産駒がNHKマイルカップで好走するのも、ダイワメジャーの牝系がアメリカの快速血統であるYour Hostessであるからともいえます。 

 

この傾向は、今後も変わらないでしょう。

昨年のオークスでもダービーでもディープ×Storm Catの馬が連対したように、今年もアメリカ競馬のスピードを持った馬がクラシックで好走するでしょう。